追い込まない

本当に、久しぶりに書きます。

今日、知り合いから、「昨晩、家にタクシー呼んだんだけど、なんか音がしたんだ。でも、その時はどこにも跡が見つからなかったから、そのままだったんだけど、今日見たら、家の柱がへこんでるんだけど、今さらどうしようもないかなあ?」と電話。

そこで、こう言いました。

今から通報して「当て逃げされました」と警察に言ってもいいけど、とりあえず、領収書でタクシー会社が分かるんだから、「当てられたようなんですけど?」と電話してみたら?

と。

そしたら、さっき、連絡があり報告されました。

すぐに運転手が来て認めてくれて、会社の負担で直してくれることになった、と。

結果は同じだったかもしれませんが、こっちが100%勝てそうな時ほど、相手を追い込むのではなく、相手が謝りやすい状況を作ってあげた方がスムーズに解決する場合が少なくありません。

今回の場合、運転手さんは明らかに気付いていたはずです。でも、何となく今さら言いずらい状況になっていたと思います。そこに、その機会を与えてあげる感じです。相手が開き直ったりするリスクを下げられると思います。もし白を切ったら、もちろん(証拠等に従って)追い込みますよ(笑)

その上で、改めてランディングの仕方を考えます。

実は、私は、よく講演等で「勝てる喧嘩ほど相手を追い込まない方がいい」と申し上げていますが、強引につなげられそうな事例が発生したので、ご紹介してみました。

昔から窮鼠猫を噛むとも言いますが、理論的にだけでなく、イラチ(関西弁で「短気」のこと)喧嘩っぱやいために失敗だらけの私の経験からのアドバイスでした(笑)