危機管理?狭量?
雨の深夜、車で帰宅途中、ある交差点で信号待ちしていると、知らない青年が(タクシーではなく、)こっちに近付いてきて、親指と人差し指で、少しだけ話を聞いて、というゼスチャー。手が入らない程度にウィンドーを下げて、「どうした?」と聞くと、「◯◯の方には行きませんか?」と聞いてきた。
私は、まさに◯◯に帰ろうとしていたのだが、何となく身構えて、咄嗟に「ごめん、違う方向だわ」と言ってしまった。彼は、「いや、すいませんでした」と爽やかに去って行った。
別に酔っている感じもなく、特に嫌な感じもなかったのだが、何となく乗せてあげる気になはなれなかった。電車もなくなっている時間だし、普通のヒッチハイクだったんだろう。学生証ないし社員証を確認するなどリスクマネージメントしつつ乗せてあげれば良かったかなあ?と少々自己嫌悪。俺は狭量かなあ?^^;
皆さんなら、どうされますか?
好対照な客対応
今日、対照的な店員さんの電話対応があったので、ご紹介します。
1、某服屋さん
昼に立ち寄りスーツのベストの直し(痩せたため)を依頼した店から、午後に電話があった。概要「1週間でできると申し上げたが、少し特殊なタイプなので4日余計に時間をいただきたい。きちんと確認すべきだったのに本当に申し訳ない。ご理解いただきたい。」私「全然、いいですよ。」店「良かった。ありがとうございます。ちなみに、特殊なタイプなので、本来5,000円かかるが、確認が不十分だった責任は店にあるので、差額分はこちらで負担させていただく。」私「ありがとうございます!」
これが、「特別に安くやるから、工期を伸ばしてくれ」と言われたら、(結果的にはOKしても)何となく嫌な気分になっていたであろう。
2、某自動車ディーラー
何度も電話してくるので、まあたまには試乗もいいかな?と某日午前10時(開店時間)に予約した某ディーラーから電話。担当「10時からご予約いただいたが、特別に9時30分に開けるので、9時30分にいらっしゃいませんか?その方がゆっくり試乗等していただけるので。」私「うーん、俺は、10時からの方がいいなあ。もしかして、その方がお店にとって都合が宜しいんですか?」担当「実は、試乗車の都合で、時間があまりなく・・・」私(もやもやしながら)「分かりました、いいですよ。」
この違い、分かりますか?
これが最初から「申し訳ございません。私の確認不足で、若干先約と時間が被ってしまいました、恐縮ですが、時間を少し早めていただけませんでしょうか?」だったら、おそらく私は、「お店って、10時からじゃなかった?」と言い、「こちらのミスなので、早く開けさせていただきます。ご予定もございますでしょうが、ご理解を賜り・・・」と返せば、私も気持ち良く「分かりました。いいですよ。」と言えたと思います。
1では、ミスはミスとして認めて、了承を取り付けた後に、(簡単に了承してもらえないかもしれない場合の切り札として用意していたかもしれない)追加料金のサービスを(おそらく今後のために正規料金を伝えることも兼ねて)さりげなく伝えたのだと思います。
2は、開店時間の30分繰り上げは、本当はサービスでも何でもなく、時間が被った客を捌く苦肉の策なのに、私に突っ込まれるまでは、あたかも「あなたのため」的な物言い・・・どちらがあるべき客対応か明らかですよね?
日頃なら、スルーしていたかもしれませんが、よりによって、2→1の順に立て続けに電話があったので、その差を強く感じたのだと思います。
ちなみに、実は、1は量販店、2は高級外車ディーラーなんですから、何をか言わんや!です。
まあ、2で買うことを断る場合の材料を向こうがくれたと思えばいいか!(笑)
大同窓会雑感
昨日は、県立浦和高校卒業30周年記念大同窓会があった。小生は、すごいエネルギーで準備をしてくれるI君に触発されて、少しだけ手伝った、という感じですが、卒業生約450人のうち、(12/3にちなんでか)123名が集まってくれた。我が剣道部(最大派閥)も、(補欠にも入れなかった小生の音頭にもかかわらず、)約半数の10名が参加、監事の一人として面目は保った。
さて、母校を自画自賛するのは心苦しいが、さすが浦高、某レーベルの社長や某広告代理店局長ほか、皆、色んな業種で活躍しており、特に、1割以上が医者になっており、大学教授、准教授も沢山、官僚はそれほど多くないが皆中枢にいるのは壮観であった。
それにしても、むさい男だけの集団の中、某旅行代理店の某国子会社CEOは相変わらず、いやもっとパワーを増して、受付を手伝ってくれた浦和一女OGをナンパしている。徐々に記憶が蘇ってくる。
全国一?の文武両道、と言われ、入学早々10㎞走らされ、夏は遠泳をさせられ、もちろん柔剣道もやらされ、秋は県境を越えて48㎞走らされ、体育祭では騎馬戦で殴り合い、冬は授業でラグビー・・・そして、もちろん、部活も盛ん。我々は、入学早々、「卒業生のほとんどは浪人する」と言われていることもあり、それなら高校時代は体を動かそう、というモードになっていた。いや、正確に言うと、「どうせ浪人するんだから、今は勉強しなくていいや」と体を動かす方に逃げていただけのような気もするが・・・
いずれにせよ、こんな高校、全国探したってないよなあ、と今さらながら感じた次第。旧交を温められたし、(前記のとおり、たいした手伝いをしてないけど、)盛り上がった大同窓会の幹事団の一翼を担えて、また1ついい思い出をもらった。皆さん、ありがとう!
そして、またやろうね。
追い込まない
本当に、久しぶりに書きます。
今日、知り合いから、「昨晩、家にタクシー呼んだんだけど、なんか音がしたんだ。でも、その時はどこにも跡が見つからなかったから、そのままだったんだけど、今日見たら、家の柱がへこんでるんだけど、今さらどうしようもないかなあ?」と電話。
そこで、こう言いました。
今から通報して「当て逃げされました」と警察に言ってもいいけど、とりあえず、領収書でタクシー会社が分かるんだから、「当てられたようなんですけど?」と電話してみたら?
と。
そしたら、さっき、連絡があり報告されました。
すぐに運転手が来て認めてくれて、会社の負担で直してくれることになった、と。
結果は同じだったかもしれませんが、こっちが100%勝てそうな時ほど、相手を追い込むのではなく、相手が謝りやすい状況を作ってあげた方がスムーズに解決する場合が少なくありません。
今回の場合、運転手さんは明らかに気付いていたはずです。でも、何となく今さら言いずらい状況になっていたと思います。そこに、その機会を与えてあげる感じです。相手が開き直ったりするリスクを下げられると思います。もし白を切ったら、もちろん(証拠等に従って)追い込みますよ(笑)
その上で、改めてランディングの仕方を考えます。
実は、私は、よく講演等で「勝てる喧嘩ほど相手を追い込まない方がいい」と申し上げていますが、強引につなげられそうな事例が発生したので、ご紹介してみました。
昔から窮鼠猫を噛むとも言いますが、理論的にだけでなく、イラチ(関西弁で「短気」のこと)喧嘩っぱやいために失敗だらけの私の経験からのアドバイスでした(笑)
映画「日本で一番悪い奴ら」を見てきました!
友人(男)から一緒に見たいとオファーをいただき、「だったら、無責任な解説したるわ」と、二人で見てきました。
まあ、映画としては、チンピラ映画としては、まあまあというところでした。
ネタばれしない範囲で、映画後に友人に語ったマニアック(で無責任)なコメントの一部を紹介させていただくと、
・薬物中毒の怖さが伝わる映画であり、ある意味、薬物撲滅運動とコラボできそうな映画でした。
・映画自体は、そこそこのエンターテインメントになっていましたが、綾野剛は、「新宿スワン」のスカウトの域を出ず、幹部警察官になっても貫禄が全くなく、最後までチンピラだったので、キャスティングミスだと思います(彼の演技力自体は凄みを感じましたので、彼の能力の問題ではないと思います。)。
・監修に、神奈川県警OBの有名な方の名前がありましたが、実際は、彼が所属する会社の警視庁OBが実質的な監修をしたのではないでしょうか?そう思われる監修ミスが2カ所ありました。まあ、本筋にはほとんど関係ありませんが。小生が監修させていただく際は、そういう細かいところにも気を遣うようにしています。
・単なるチンピラ映画ならまだしも、組織犯罪としての描き方は中途半端だったためか、重厚感はありませんでした。単なるエンターテイメント映画を目指すなら、デフォルメ部分とリアル部分のバランスがいまいちだったのではないでしょうか。
いずれにせよ、色んな意味で、現代では起き得ない事件ですね。
以上、非常に無責任なコメントですが、苦情等は一切受け付けませんので、悪しからず。
こっち以上に向こうがホッとした?
しょうもない話にお付き合い下さい。
本日も、出社していたのですが、出社する前に事務所近くの「おかしのまちおか」に寄ったんです。で、レジでお会計の際、小銭を出すためにクラッチバッグをレジに置いたのですが、そのまま、(人生で一番高かった)バッグを置き忘れて、数百円のお菓子とともに事務所に着いたのです。
着いてすぐに気付いて、お店に戻ると、レジの方が「店長、さっきのバッグ!」と。
店長さんが「これですよね?」とホッとしたような笑顔で。
私が「はい、すいません」とホッとしながら苦笑い。
私がホッとしたのはもちろん、店長さんもホッとしていたようです。いい人だと思います。私が戻るのが遅かったら、交番に届けようと思っていたかな?
いずれにせよ、私の不注意によって、数分とは言え、不安な思いをさせてしまいました。ごめんなさい。